@阿佐ヶ谷

ほとんど架空の町、阿佐ヶ谷在住。映画、漫画、小説、落語、旅行など。

本(9/16更新)

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【芸術実行犯】

著者:Chim↑Pom

出版社/出版年:朝日出版社/2012年

 

代表作『スーパーラット』、「人」と「動物」が急激なスピードで進化する都市で、超越的な毒への対抗力を身に着けたドブネズミ。

「都市」に、野生動物との共生と進化を感じたことはあったかな。

この本を読むと、「いまこの世界はこうなっているぞ」と素直によく見て表現している人たちなんだなあとよくわかる。

自分たちのことを技術はないとハッキリ言ってしまっている、でもユーモアのセンスがあるからすごい。

Chim↑Pom、近くに住んでるんだよなあ。。

 

演劇(9/16更新)

 

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劇場:三鷹市芸術文化センター 星のホール

主催:公益財団法人三鷹市スポーツと文化財

作・演出:福名理穂

主演:瓜生和成(東京タンバリン)、川隅奈保子(青年団)

 

27歳の男が女子高生を口説く姿が、笑っちゃうほど素直で純粋だった。

「もう家族になっちゃったでしょ」「関係ないやん、じゃあ家族になろう、結婚しよう」

話の大筋は世の中のキレイなものを信じる若者と、キレイなものなんて無いとつっぱねる大人の構図なんだけど。その帰結としては「汚い人間が光の角度でキレイなものに見えるときもあるだけ」なんだろうなと思った。

川隅さんすうばらしい。板橋優里、岡菜穂子、演技うっまー。できる人。

 

 

映画(9/16更新)

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【レディ・プレイヤー1】

映画館:ホームシアター

監督:スティーブン・スピルバーグ

主演:タイ・シェリダン/オリヴィア・クック

 

オーディションで選ばれた、名もなきゲームプレイヤー役。

スターの役割「この人が出てるんだ!」という高揚感はカメオ出演の過去の名作たちが担ってるんだなあ。

「新しい」のか「古い」のかという議論だけど。

スピルバーグ(71歳)は観客が求めているものを目の前に提示するのも、しないのも自在にできる映画監督だと思う。今回は求められた娯楽を提示したから、ワンテンポ遅れた予定調和感があるのかもしれない。私もシャイニングの血の海に流されたいし。

 

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レディ・バード

映画館:ユジク

監督:グレタ・カーヴィグ

主演:シアーシャ・ローナンローリー・メトカーフ

 

アメリカの片田舎の女の子が大学受験する。

ティーン向け小説を読んでいるような感じ、『girls in love』シリーズのような。アメリカの片田舎の女子高生の生活、カトリックの高校、推薦入試、初SEX。こんななんだ~。

とはいえ、アメリカ文化は十分輸出したと思うので、これのタイ版や中国版が見たい。

 

 

 

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犬ヶ島

映画館:ユジク

監督:ウェス・アンダーソン

主演:リーブ・シュレイバー/ブライアン・クランストンなど

 

めちゃめちゃ不思議。ウェス・アンダーソンとストップアニメと「ジャパン」の掛け合わせを楽しむ映画。

 

日本地図を裏返しで見たような感じ、「外国」から見た「ジャパン」。英語では熱弁する優秀な金髪アフロの女の子が、日本語だと「アノ、ヤショクハイリマセ~ン」ってカタコトで情けなく言うところとかね。いつもは笑ってしまうけど、こうして見ると慣れない土地で頑張る、英語圏の女の子だなあ。あと日本って犬好きかもね。